こんにちは、トーコです。
今日は、村上春樹の「ラオスにいったい何があるというんですか?」です。
著者の村上春樹が過去に住んでいた場所や旅した場所を巡るエッセイ。ラオス、ボストン、アイスランド、フィンランド、熊本など。
その場所にまつわる思い出や出来事を書き記されています。
■作品を読んで
ラオスをめぐるエッセイを読むと旅についてさりげなく語られています。
トーコも旅が好きなので、このエッセイを読むとなるほどなと思う点がいくつかありました。
確かに旅をするのに明確な目的ってないし、探しに行くという方が限りなく近いなあと思いました。
旅って見たいものを自分で決めて、写真や映像だけでは味わえない生の空気感を得る。
それが旅の醍醐味なんだろうな、とこのエッセイを読むと再確認できます。
■最後に
懐かしいことや思い出が走馬灯のごとく蘇ってくるはずなのに、淡々とししているのは村上春樹だからでしょうか。
あとがきのラストの文章は旅について知り尽くしているからこそ書ける文章だなと思いました。
読み終えるとどこかに出かけたくなりますよ。