ある読書好きの女子が綴るブック記録

このサイトは年間100冊の本を読む本の虫の女子がこれから読書をしたい人向けに役に立つ情報を提供できればなと思い、発信しているブログです。

実用書 文庫本 法律 社会

【無戸籍とは】10.『無戸籍の日本人』 著:井戸まさえ

投稿日:4月 5, 2017 更新日:

こんばんは、トーコです。

さて、今回で10冊目の紹介です。つたない文章ですが読んでいただきありがとうございます。

これからもまだまだ紹介しますので、どうぞよろしくお願いします。

記念する10冊目は、井戸まさえの『無戸籍の日本人』です。

無戸籍の日本人 (集英社文庫)

 

■あらすじ

ニュースで取り上げられることは少ないですが、日本には親の何らかの事情によって戸籍のない方がたくさんいます。

戸籍がないということは、住民票がなく、学校にも行けず、あらゆる社会保障を受けられません。

無戸籍の支援の事例と著者自身の経験、そして役所の対応はどうなっているのか。

無戸籍の方の置かれている状況の一端を知ることができます。

■作品について

とてもテーマは重いです。はっきり言ってこの本を読むまで、無戸籍の人の存在すら知りませんでした。見事なまでに残酷な現実を見せてくれます。

戸籍がないということは私たちが当たり前にやっていることすらできないし、スタート地点にも立てません。

なんてったって携帯電話を契約できません。身分証明書が求められます。その身分証明書がないのですから。

それは親が払うべきペナルティと言われても、親にもそれぞれ事情がありましたし、生まれてくる子どもにも罪はありません。

無戸籍の人を救うためには、まず多くの人に無戸籍の人の存在を知ってもらうことからはじめないと。

それから彼らが自立して生きていけるように支援をすることなんだと思いました。

■最後に

テーマはとても取っ付きにくいかもしれません。

しかし、無戸籍の人の存在や置かれている状況を知ってもらい、問題意識を持つことが解決につながるのではと思います。

まずは、この本を通して多くの人に無戸籍の方がたくさんいることを知ってほしいです。

何かを知ることも十分行動することにつながると、トーコは思います。

 

-実用書, 文庫本, , 法律, 社会

執筆者:


comment

関連記事

【生き物の世界】342.『動物のぞき』著:幸田文

こんばんわ、トーコです。 今日は、幸田文の『動物のぞき』です。 動物のぞき (新潮文庫)   ■あらすじ 無類の動物好きだった著者がご近所の動物園の動物を観察し、時には飼育員さんの話も入れて …

【最後は捨てる】123.『『臨済録』を読む』著:有馬頼底

こんばんわ、トーコです。 今日は、有馬頼底の『『臨済録』を読む』です。 『臨済録』を読む (講談社現代新書)   ■あらすじ 「臨済録」とは、中国の唐の時代の臨済義玄という僧の言行録です。現 …

【不思議な話】174.『惑いの森』著:中村文則

こんばんわ、トーコです。 今日は、中村文則の『惑いの森』です。 惑いの森 (文春文庫)   ■あらすじ この作品は、連作短編集です。なのか、様々な事情を持つ登場人物がたくさん登場します。 タ …

【コミュニケーションって?】419.『わかりあえないことから』著:平田オリザ

こんばんわ、トーコです。 今日は、平田オリザの『わかりあえないことから』です。   ■あらすじ 今の就職活動で学生たちに求められているものNo.1は「コミュニケーション能力」。ですが、求める …

【最後の1人】356.『黄色い雨』著:フリオ・リャマサーレス

こんばんわ、トーコです。 今日は、フリオ・リャマサーレスの『黄色い雨』です。     ■あらすじ 舞台はスペインの山奥の廃村。一人また一人と村を去っていくうちに、男は最後の1人の住民となる。 …