ある読書好きの女子が綴るブック記録

このサイトは年間100冊の本を読む本の虫の女子がこれから読書をしたい人向けに役に立つ情報を提供できればなと思い、発信しているブログです。

お仕事小説 小説 文庫本 男と女

【女の生き様】7. 『裸の華』 著:桜木紫乃

投稿日:4月 2, 2017 更新日:

こんにちは、トーコです。

今日は桜木紫乃の『裸の華』です。

裸の華

 

■あらすじ

怪我でストリッパーを引退したノリカは、故郷の札幌に戻ってダンスシアターを開店する。

ダンサーを募集すると、瑞穂とみのりの2人が現れる。

ノリカや2人の踊り子たちがどう生きるのかを描いた作品。

■作品を読んで

物語に出てくる登場人物たちのセリフは、どれも今を生きる私たちに何か鋭く、共感が出来るものがあります。

例えば‥

みのりは特にダンス技術は卓越しているが、人間関係を築くことも人に教える技術は皆無なタイプ。

だからみのりがオーディションに落ちたことは良かったとノリカは思うのです。

原石が自ら角を落としてゆくのは、身を削る痛みが伴う。身を削って初めて得られることがあり、次に向かって歩けるから。

それは私たちの日々の生活にも当てはまると思うのです。

他にもたくさんありますが長くなるので1つにします。

■最後に

ネタバレですが、この作品はそれぞれの登場人物が出会いと別れを経て交差し、やがて別々の道を選んで進みます。

特にノリカの踊り子として、ダンスシアターの経営者としての姿勢がとても一貫しているし、考えを混ぜないところがすごいです。他の登場人物もなかなか力強いのですが。

本当に今を生きる上で鋭いものと支えになりそうなものを得ることができました。

 

-お仕事小説, 小説, 文庫本, , 男と女

執筆者:


comment

関連記事

【言葉の海】412.『波』著:ヴァージニア・ウルフ

こんばんわ、トーコです。 今日は、ヴァージニア・ウルフの『波』です。   ■あらすじ 遠い太陽の光が海辺の一日を照らし、寄せては返す波のうねりが文章として表現されている。 そこに描かれている …

【世界の変貌】433.『春のこわいもの』著:川上未映子

こんばんわ、トーコです。 今日は、川上未映子の『春のこわいもの』です。   ■あらすじ 2020年春、東京である6人の男女の様々な体験を描いています。少しずつ感染症の波が近づいている中で、世 …

【勉強する人へ】171.『勉強の哲学』著:千葉雅也

こんばんわ、トーコです。 今日は、千葉雅也の『勉強の哲学』です。 勉強の哲学 来たるべきバカのために   ■あらすじ 「勉強とは自己破壊である」というフレーズからスタートする本書。 雲行きの …

【つながる物語】215.『三つ編み』著:レティシア・コロンバニ

こんばんわ、トーコです。 今日は、レティシア・コロンバニの『三つ編み』です。 三つ編み   ■あらすじ インドでは、不可触民のスミタが娘を学校に通わせようと努力をしている。 イタリアでは、家 …

【パンツとふんどし】364.『パンツの面目 ふんどしの沽券』著:米原万里

こんばんわ、トーコです。 今日は、米原万里の『パンツの面目 ふんどしの沽券』です。   ■あらすじ 前代未聞のテーマ過ぎて、雑誌「ちくま」で連載中からかなり話題をかっさらい、没後「最も米原さ …