こんばんわ、トーコです。
今日は、藤由達藏の『結局「すぐやる人」がすべてを手に入れる』です。
■あらすじ
すぐやるか、やらないか、それだけで人生が変わります。そうなるための方法を紹介しています。
あなたの行動力の向上につながれば幸いです。
■作品を読んで
典型的なわかりやすいビジネス書です。結論がまさかのタイトルに示されてるっていうオチまでついています。
けど、結構すぐやれない人って思っている以上に多いので、こういう本があるといいのでしょう。
というか、単行本で35万部売れて文庫化されているので、相当需要があるんですね、きっと。
それでは、本編に行きましょう。
まず、成功する人や周りから評価・信頼される人たちとそうでない人の違いって何だと思いますか。
答えは…、
それは「すぐに行動に移せるかどうか」です。
チャンスが訪れたときに、すぐに飛び乗れるかどうか。
本気でやりたいことが見つかったときに、すぐに動けるかどうか。
人から勧められたことを、すぐに実行に移せるかどうか。
通常のビジネス書の場合は、下手をするとここで終わる可能性があります。投げかけて終わり、方法論は何もないというパターンです。
ところがこの作品は、9割方の人はすぐに行動は出来ないので、気分を変えたり、視座を変えることが必要と説きます。
そうです、ここから先は行動を起こせるようにするためのアクションについて詳しく解説していくのです。だから、ベストセラーの部類に入るんだと思います。
先に言いますが、このアクションもかなり実践的な内容になっています。結構実行しやすいです。
まず、第一章で行動できない人の分析が行われます。
簡単に言うと、行動を阻害する思考の癖がある、自分の力だけで解決させようとする、過去・現在・未来の不安にとらわれる、失った自信を放置している、二度あることは三度あるを誤解している等々です。
まあ、言われてみればそうだと思います。行動が起こる前に思考が優先しているのですから、そうなるでしょう。
タイトルを見るだけで納得できますが、中身を読めばより納得できます。
誤解のないように言いますが、二度あることは三度あるの意味は、二度あることは三度目もあるから、十分に気をつけて備えをすること、です。
と、このように行動できない人の原因を知ることで、敵が理解できますからね。
第二章では、10秒で行動できる人の思考法です。
この人たちの思考は、行動してしまえばあとは楽ということを知っている、頭に見取り図を描いている、行動の遅れが不安を増やすことを知っている、プロセスを分解しシンプルに行動する、まずはやってみるで生きている等です。
なぜ、「行動してしまえば、あとは楽」なのか。それは、経験則上知っているからです。行動すれば何とかなるさ、ということは、行動することで自分と自分を取り囲む環境がそれだけで変化し、成長するということを体感しているからです。
また、トーコも最初仕事するときに考えてしまうのですが、頭の中で見取り図を描くようにはしています。
というのも本書に書いてある通りで、
ゴールにたどり着く「見取り図」を持つことで、確実に早く目的地に着くことができるのです。しかも、予想を超えて早く着くことだってあるのです。
無駄やロスタイムをなくし、効率よく行こうとすると自然とこうなります。ここに多分行き着くと思います。
ここは自分のためしか書かれていないですが、ついでに言うと一緒に仕事をしている人とこの思いを共有しているとすごくやりやすいです。
一緒に仕事をする人も効率よくするにはどうすればいいのかを考えるので、仕事の質もおのずと上がりますし、一緒に仕事をする人のレベルアップも図れます。
なので、自分もひょっとすると周囲にもダブルでいい効果が生まれます。
第3章で行動する人になる10秒マインドチェンジというテーマです。自分を変えるための考え方ですね。
ここでは、気分を選択する方法、思い描くだけで気分を変える、いったん不安を脇に置いておく、10秒間「今ここ」に集中する、過去の失敗・記憶は10秒で書き換えられる、モチベーションの本質を知ることでやる気はコントロールできる、視座の変換で他人の心を等です。
特に、身の回りの環境を整えるだけで気分は変化する、というところの具体的な行動は、場所を変えるです。
これもトーコもよくやるのですが、その場所に居続けると感情がかき乱れ、気分が落ち込むなら、その場を離れてみた方がいいです。訳わからなくなるし、視野が狭まります。
長期的であれば、デスクの環境、自宅なら自分の部屋を変えることをお勧めします。気分の良い空間になれば、会社に行くのも楽しくなるはずです。
また、視座の転換で視野を広げてみることもありです。ここで注意してほしいのは、自分の視座だけではないことです。周囲にも思いを寄せてください。
第4章は、周りを巻き込む10秒チェンジなのですが、個人的には他人を変えようとはしないのがベターです。
まあ強いて言えば、相手をコントロールしないようにする、ほめるのをやめて「私メッセージ」で伝えると相手が動き出す、「不安の伝染」を防ぐために知っておくこと、他人を本気で応援できる人が、周りの力を借りられる等が紹介されています。
特に、ほめるのをやめて「私メッセージ」で伝えることですが、これはどういうことかというと、
相手のできているところ、素晴らしいところ、好感の持てるところを、あくまでも自分の内側に生じた気づきや感覚として指摘する。
なるほどね、と思います。確かに褒められると、なんだこいつどうしたと思う人もいますしね。ってそれ、トーコだけか。
最終章は、10秒でゴールに近づく思考と行動のコツです。
具体的には、ゴール設定は当たり前、なんならその先も設定している、人に自分の夢を語れる人が人生を変える、他人の夢を楽しく聞けると人生が変わる、ムダな行動なんてない考える、仕事以上に大切なものを持つ人は人生を変えられる等です。
ゴール設定は当たり前、その後のその後も設定しているというのは、ゴールは「終着点」ですが、そこで終わりではないです。また新たな始まりともいいます。
また、仕事以上に大切なものというのは、人生の価値観です。何の制約もなかったらどう生きたいか、そして何を大事にしたいのか、譲れない価値とは何か、そういったものを常に明確に持っていくことです。
さて、トーコの場合はそれを探さないといけませんね、ははは。
■最後に
すぐやる人の思考、なる方法をつかむことで、自分の考え方や行動を学ぶことができます。
わかりやすく、行動もしやすいので、何かが変わるきっかけをつかむことができます。
[…] 386.『結局「すぐやる人」がすべてを手に入れる』著藤由達藏 […]
[…] 「すぐ動く」ですが、これも別な方が似たようなことをのたまっておりました。386.『結局「すぐやる人」がすべてを手に入れる』著:藤由達蔵 […]