こんばんわ、トーコです。
■あらすじ
オバマ前大統領の鳴り物入りの政策だった「オバマケア」。
この法律によってアメリカにもついに国民皆保険が実現されると誰もが信じていた…。
ところが蓋を開けたら法律自体は恐ろしい内容であった。
■作品を読んで
堤さんの本は驚くほど怖いことが書かれていますが、今回もまた怖い内容です。この作品では、アメリカの医療制度を見ていきます。
オバマケアについてだいぶ誤解していました。日本と同じ皆保険制度みたいなものと思っていたので。
でも、とんでもないです。内容的にはかなり程遠いものです。
大半の国民は内容がよくわからないものになっており、得をしたのは製薬会社と保険会社。医師ですら反対しているという代物です。
この本を読めば、いかに日本の国民皆保険制度が優れているかがよくわかります。ありがとう、ありがとう。
とはいえ、こんなの実現されてしまったら結構な割合の人が破産するでしょうね。高齢者、低所得者はもちろん、恐らく年収が高い層でも崩壊すると思います。
日本にも医療破産が蔓延しそうでマジで怖いです…。
ただでさえ病気になった瞬間から転落する方が結構多い世の中でですよ。仕事を辞めることだってあり得ますからね。
日本の医療制度も、この内容の医療制度に代わってしまったら、本当に誰もが貧困層に陥る可能性は高くなると思います。
もちろん、トーコも然りです。健康第一ですわ。
おお、怖。トーコはこんな世の中来てほしくありません。なのでこうやって学んで、どう行動すればいいのかを考える必要があるのでしょうね。
■最後に
著者の父の最後の遺言は、「国民皆保険を守れ」だったそうです。
アメリカの事例を知ることは、次の標的は日本になる可能性が高く、現に少しずつ脅かされていることも多数あります。
知らないということにつけ込まれて、あらゆることが勝手に動いていることもあります。
自分を、私たちを、ひいては社会を守るためには、まず現状を知ることから始めないといけないのです。
そして行動をすることもお忘れなく。