こんばんわ、トーコです。
今日は、マーカス・バッキンガムの「仕事に関する9つの嘘」です。
NINE LIES ABOUT WORK 仕事に関する9つの嘘
■あらすじ
あなたは、労働に対してどれだけ真実を知っているでしょうか?。
おそらくですが、この作品を読めば、多くの人はあー、言われてみればそうかもね、と思われるでしょう。
知っているようで、知らない「労働」の話です。
■作品を読んで
この作品は、労働について実際はこうだよね、という話の核心を見事についています。
また、この作品は共著で、片方の方はデータオタクで、人材や業績に関する研究をしています。もう1人はシスコという会社で人材に関する仕事に従事している方です。
この2人の発見は、9つの嘘という形で表現されています。
最初の嘘は、「どの会社」で働くがが大事、です。社会人をやっている方なら、読む前から検討が付く気がします。違いますね。
HPなどのリクルートページは、人を集めるための虚構であり、来てほしい人材が重視しそうなことを引き付けるために作られています。
たとえて言うならトーコの会社のリクルートページは、やたら立派です。正直に言えば、新卒の子だましてるっているレベル。
とどのつまりはそういうこと。
でも、会社の仕事って、基本はチームワークです。悪い会社の良いチームなら実は辞めないというデータまであります。
辞めるというのは、会社が悪いのではなく、チームやその周りのメンバーが悪いからやめるのです。
事実、トーコの会社ではこれもありました。20人程度部署で、1年に5,6人辞めたという異常事態。
会社のビジョンや社長の目標としているものは共感できますが、仕事というのはあくまでその下の下の中間管理職を見ながら仕事します。
この中間管理職がどうしようもなかったら絶望です。チームとしてもだめならさらに救えない。
結論としては、会社はよいチームを作るためにどんな努力をしているのか、にフォーカスをあてるべきなのです。
あとは、「人は「他人」を正しく評価できる」という嘘でしょうか。
これも多くの人が感じているでしょうが、まあ嘘ですよね。
酷い会社だと、うちは絶対評価なんです、と言いつつも、最後は会社内での順位付けを行ってABDなどのランクを付けるところもあります。
しかも、そのランク付けは一緒に仕事のしたことのない人につけられる可能性だってありますからね。
どんなビッグデータを使おうとも、上司が評価法を学ぼうとも決して改善されることがないでしょう。
ただし、自分の経験なら正しく評価できます。だって、自分のことですし、頼れるものはそれしかない。
もはや、他人は自分の評価を正当にしないを前提とした方がいいのでは、とツッコミたくなります。そう思っていた方がラクな気がします。
そんな些細なことに気をとられなくなりますし、あーあ給料が増えなかったと思うだけでいいので。正当じゃない、と思うのなら、外に目を向けるべきなのかもしれません。
読めばわかります。これらが嘘だということを前提にしていれば、他人からの評価や常識などきっと煩わしいことから解放されること間違いなしです。
■最後に
データオタクな人事担当者による分析結果から、仕事に関する9つの嘘を暴いています。
モヤモヤしていたことも、これらの嘘が前提であればいろいろと仕事への余計な期待や雑念が払拭されます。
とにかく、読めばわかります。