ある読書好きの女子が綴るブック記録

このサイトは年間100冊の本を読む本の虫の女子がこれから読書をしたい人向けに役に立つ情報を提供できればなと思い、発信しているブログです。

小説 男と女

【男と女の友情】8.『ロゴスの市」』著:乙川優三郎

投稿日:4月 3, 2017 更新日:

こんばんわ、ト―コです。

今日は乙川優三郎の『ロゴスの市』という本です。

ロゴスの市 (徳間文庫)

■あらすじ

翻訳家の男と同時通訳の女が大学生のときに出会ったことからスタートし、様々な出来事がありながらも、30年ほどの友情を描いた作品です。

■作品を読んで

男の目から描かれる翻訳の世界の奥深さには驚き、改めて翻訳と通訳はけっこう似て非なるものなのだと思いました。

青春時代をこの2人の場合英語と共に駆け抜けました。この2人の共通項は何だったのでしょう。

それはきっとこの2人の間でしか分かり得ないもので、歳月が経過し別々の道を歩んでいたとしても、2人にはきちんと通じているのですから。

そんな友情と愛情のはざまで揺れ動くのははなかなかないなと思ってしまいました。

この2人は結ばれそうで結ばれなかったので、運命やタイミングが悪いなあと思いました。

■最後に

この作品はすごく奥が深く、すごく共感できるものがたくさんあります。

言葉という世界を通しての30年という長い歳月の友情は変わらず、そこにあり続けました。

とても素敵な作品です。

 

-小説, , 男と女

執筆者:


comment

関連記事

【本に読まれて】354.『遠い朝の本たち』著:須賀敦子

こんばんわ、トーコです。 今日は、須賀敦子の『遠い朝の本たち』です。 遠い朝の本たち (ちくま文庫)   ■あらすじ 大人になる前に出会った様々な本。そこには、忘れられない日常と記憶とともに …

【現代の危機】426.『言語が消滅する前に』著:千葉雅也 國分功一郎

こんばんわ、トーコです。 今日は、千葉雅也と國分功一郎の『言語が消滅する前に』です。   ■あらすじ 著者のお2方は、哲学者でもあります。この作品は、2017年以降の2人の対話が収録されてい …

【大事な話】314.「これからの投資の思考法」著:柴山和久

こんばんわ、トーコです。 今日は、柴山和久の「これからの投資の思考法」です。 元財務官僚が5つの失敗をしてたどり着いた これからの投資の思考法   ■あらすじ 日米の親の総資産額が10倍違う …

no image

【愛するということ】301.『草の花』著:福永武彦

こんばんわ、トーコです。 今日は、福永武彦の『草の花』です。 草の花 (新潮文庫)   ■あらすじ 私は、療養中のサナトリウムである男と出会った。男の名前は、汐見茂思。彼は、なぜか当時かなり …

【パンツとふんどし】364.『パンツの面目 ふんどしの沽券』著:米原万里

こんばんわ、トーコです。 今日は、米原万里の『パンツの面目 ふんどしの沽券』です。   ■あらすじ 前代未聞のテーマ過ぎて、雑誌「ちくま」で連載中からかなり話題をかっさらい、没後「最も米原さ …