ある読書好きの女子が綴るブック記録

このサイトは年間100冊の本を読む本の虫の女子がこれから読書をしたい人向けに役に立つ情報を提供できればなと思い、発信しているブログです。

働き方 実用書 法律 社会

【時には休もう】193.「頑張りすぎるあなたのための会社を休む練習」著:志村和久

投稿日:9月 16, 2019 更新日:

こんばんわ、トーコです。

今日は、志村和久の「会社を休む練習」です。

頑張りすぎるあなたのための会社を休む練習

 

■あらすじ

働き方改革が施行され、企業に勤める人間は最低でも年5日の有給を消化しなければなりません。

が、そもそも有給休暇というのは法で与えられた労働者の権利です。

なんでこんなにも自由に行使するのが困難なのでしょうか。

 

■作品を読んで

この本を見たときに「あ、これは紹介しよう」と直感した本です。

なんというか、世の中これが必要な気がします。

トーコは、もともと有休は年度内でほぼ消化し、ピーク時が年度末なのでインフルエンザ用に取っておけばもう大丈夫でしょう、と信じて生きています。

そんなこんなで、有給取得に関しては優秀賞を取れるレベルの人間だと自負しています。

会社においてあなたの代わりのきかない仕事は多分ですが、ないです。

会社って、あなたが休んだところで動きますし、代わりのきかない仕事といえばおそらくメールをチェックすることくらいでしょうか。

そのメールをチェックする仕事も仕事のうちに入りませんし、しかもログパスワードを共有する(本当はやってはいけない)、メールアドレスが共通とかであればチェックする必要がありません。

ちょっと悔しい話かもしれませんが、会社ってそんなもんです。

休めないという状況は、まあはっきり言いますが、あなたの周囲が「自分にしかできないと思い込んでいる仕事」を抱えたままでいて、それを共有することなく1人占めしていて勝手に忙しいとわめいているだけに過ぎないのかな、と。

まあ、人員が足りない等の諸般の事情があるかと思いますが。

すんません、勝手に個人の意見を述べています。違う方がいたらごめんなさい。

とはいえ、この境地にたどり着いている人って相当少ないと思います。見ていると。

なので、この本が必要なのです。

 

本書では、まず、会社を休めないメカニズムに着目します。

なんとなくお察しがついているかと思いますが、これは良くも悪くも日本人の性格によるものです。

他人の目を気にしたり、空気を読もうとする、というあれです。

そこから、休もうとする心をブロックする自分と向き合うこと、休むことの意味を考えます。

休もうとする心をブロックするのは、おそらくですが、皆さん1度や2度の経験ではありません。

そんな固定観念をうまく解きほぐしていきます。

最後は、「あなたの代わりはいない」というところにたどり着き、少しずつの余裕が出てきてから、人生を考えていきます。

また、現在ブラック企業にお勤めの方で本当に休むのが容易でない方のため用に、労働の法律を解説しています。

人生100年、働くの70歳まで~!、といわれてしまえば、生き残るためにはスキルではないはずです。

いかに自分の体と心が健康でいられるか。ここに尽きます。

もし、うまく休みをとれないとお嘆きの方は、まずこの本を読んで、休むことにブロックしている心を解きほぐせればいいのかな、と思います。

 

■最後に

なかなか休みが取れない人へ。

意外と取れないと思っているだけで、ひょっとすると自分の心のどこかでブロックしているだけかもしれません。

また、ブラック企業にお勤めで本当に取れない環境にいるあなたへ。

労働者には権利がありますし、しかるべき機関に相談すればいろいろと解決することがあるかもしれません。

あなたの代わりはあなたしかいません。

 

-働き方, 実用書, , 法律, 社会

執筆者:


comment

関連記事

【パンツとふんどし】364.『パンツの面目 ふんどしの沽券』著:米原万里

こんばんわ、トーコです。 今日は、米原万里の『パンツの面目 ふんどしの沽券』です。   ■あらすじ 前代未聞のテーマ過ぎて、雑誌「ちくま」で連載中からかなり話題をかっさらい、没後「最も米原さ …

【命懸けの恋】6. 『海鳴り』 著:藤沢周平

こんばんは、トーコです。 今日は藤沢周平の『海鳴り』です。 新装版 海鳴り 上下巻 セット   ■あらすじ 老いを意識し始める新兵衛。商売はまあ順調。だが家庭内はいろいろ上手くいってなく、夫 …

【意外な歴史】181.『恋歌』著:朝井まかて

こんばんわ、トーコです。 今日は、朝井まかての『恋歌』です。 恋歌 (講談社文庫)   ■あらすじ 歌人の中島歌子は、萩の舎という私塾を立て、多くの歌人や小説家などを輩出していた。 だが、歌 …

【驚くようで納得の事実】308.『安いニッポン』著:中藤玲

こんばんわ、トーコです。 今日は、中藤玲の『安いニッポン』です。 安いニッポン 「価格」が示す停滞 (日経プレミアシリーズ)     ■あらすじ 日本のディズニーランドの価格は世界 …

【本好きのよもやま話】292.『ぜんぶ本の話』著:池澤夏樹 池澤春菜

こんばんわ、トーコです。 今日は、池澤夏樹、池澤春菜の『ぜんぶ本の話』です。 ぜんぶ本の話   ■あらすじ 文学者の池澤夏樹と声優の娘の池澤春菜が、幼き頃からの読書遍歴を対談した作品です。 …