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【考えるきっかけ】239.「本当の貧困の話をしよう」著:石井光太

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こんばんわ、トーコです。

今回は、石井光太の「本当の貧困の話をしよう」です。

本当の貧困の話をしよう 未来を変える方程式 (文春e-book)

 

■あらすじ

ここで、貧困と聞かれてたらどう答えますか。

貧困って遠い国の問題かと思いますが、実は違いますよ。

17歳に向けて書かれているので、どの世代でもすごく読みやすいです。

 

■作品を読んで

はっきりといわせてください。皆さん、貧困問題をもっと知ってください。

今の世の中あまり信じている人は少ないと思いますが、今はもう1億総中流の世の中ではありません。

まず、貧困問題を語るうえで大前提となる条件があります。

世界には7億人以上もの貧困者が1日1.9ドル未満で暮らしている。

日本人の7人に1人が貧困にある。ひとり親世帯では、2世帯に1世帯が貧困だ。

上は絶対的貧困で主に発展途上国、下は相対的貧困で主に先進国で呼ばれるものです。

基本的に貧困という意味では同じですが、中身が変わってきます。

まずはその事実から目を背けないこと。これが大切です。

そのうえで、著者はこう示します。

自己否定感を生み出す要素を排除し、健全な心を育てる

それはどんな境遇に置かれている子供たちに共通して言えることです。

特に日本では、裕福な子供でも自己否定感が強い子供がたまにですが、荒れて薬物に手を出したり、売春に手を出したりすることが報道されていますが、それです。

底辺に落ちた子供たちがストリートチルドレンとなり、やがて生きるために窃盗や麻薬の売人、女の子は性を売るなどの状況に陥ります。

なんというか、貧困から更なる貧困の闇に陥る過程は先進国、途上国関係ないです。

これは初めて知りました。

相対的貧困と絶対的貧困があるのはわかっていましたが、貧困の先が言葉を変えていますが、日本も途上国もほぼ一緒だったとは。

また、この状況下で男と女の差があるようです。

男の子はピラミッドの頂点を目指そうとしますが、女の子は権力闘争はせず、自分で自分を傷つけることで悲しいストーリーを完結させようとします。

だから、女の子の方が非行で1番多いのは覚せい剤取締法違反だそうです。これは統計データで示しています。

さらにここにセックスが結びついたらまあ最悪です。

なんだか、貧困とは関係ないのですが沢尻エリカを思い出しました。

おそらくこの人、自己肯定感が低くて、友人と信じていたのが薬物の売人で始めちゃったのでしょうね。ろくな友人がいなかったのでしょう。

さらに演じることと薬物がうまく結びついたから薬物の闇から抜け出せなくなったのでは、と考えてしまいました。

以上はあくまでも超個人的な推測です。

さらに言えば、貧困は連鎖します。

生活保護世帯の4人に1人が大人になっても生活保護を受けているというデータがあります。

さらに言えば、高等教育進学の機会を奪ってしまいます。

10年以上前からこれは問題になっているのですが、高等教育を受けられる層が固定化されます。

つまり、高収入家庭のみ受けられるということ。確か、東大生の親の平均収入は950万円だった気がします。それだけ固定化が進んでいます。

論点がずれますが、経済格差が教育格差を生み、さらには階層の固定化を生みます。

著者は、最後に1つの希望を見出します。

それは、地域支援ということ。税金や一人の力に限界があるときに地域の人の支えが重要になる。

わたしたちは、貧困というかなり残酷な現実から目をそらさず、自己肯定感を得て心の豊かさを保ち、周囲に目を配ることが大切なんだな、と思いました。

 

■最後に

アラサーが読んでいても、これは読んでてつらいなと思うくらいの残酷な事実がありますが、決して目をそらしてはいけないのです。

きっと、この先の世の中で地味に問題になることが予想されます。

多くの人に現実を知ってほしいです。

 

 

 

 

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