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【考えさせられる本】25.「海を照らす光」著:M・L・ステッドマン

投稿日:4月 20, 2017 更新日:

こんばんわ、トーコです。

今日はM・L・ステッドマンの「海を照らす光」です。

 

■あらすじ

戦争から戻ってきたトムは孤島ヤヌス・ロックの灯台守を務めることになる。

やがて明るい妻イザベルとともに灯台で暮らす。

ある日男と赤ん坊の乗った船が灯台に難破する。

男はすでに亡くなっていたが、赤ん坊は生きていた。

イザベルは3人目の子供を流産したばかりで悲しみに打ちひしがれていました。

そんな時に現れた赤ん坊は救いの神のようでした。

それから2人は赤ん坊をルーシーと名付け、実子として育て始める。

ルーシーは2人に幸福をもたらすが…


■作品を読んで

子供はたくさんの人に喜びと幸せをもたらします。

それゆえに産みの家族も育ての家族も苦しむことになります。

トムとイザベルは精一杯ルーシーを愛しました。

ルーシーと引き離された後イザベルは精神的に変調をきたします。また2人は裁判にかけられることになります。

ルーシーは実の母のハナになつかず、ハナは失った時間を思うとトムとイザベルを恨みます。

物語の終盤で、ルーシーの実の母のハナが亡き夫(=難破船にいた男)が言った一言を思い出します。

「過去のことで人を恨んで時間を無駄にするようなことはしない。…ぼくには人を許し、罪を忘れることができる。…ぼくたちはどんなときでも自由に選べるんだよ。ぼくたち全員がね」

簡単なようでなかなかできないことです。でも、これができると世界にも私たちにも必要以上の苦しみや恨みがなくなるように思います。

過去は変えられないのですからね。

■最後に

ルーシーを育てるということで苦しむ人もいる、だけど喜びや幸せをもたらしました。

あとがきにもありますが、最善と思われる選択することでたくさんの苦しみを伴うことを思い知らされます。

でも人の一生には何度も選択をすることがつきもので、それを再確認できます。

とても尊さがある本です。

 

 

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