こんにちは、トーコです。
■あらすじ
まず、知財とは知財とは知的財産権の略称で、知的財産権には著作権、特許権、実用新案権、意匠権、商標権があります。
これをすべて網羅するのはかなり難解なことです。ただ、これまで一般向けの本というのはあまりないらしいですが…(著者曰く)
この本では様々な事例(パクリ騒動、ペコちゃん、キューピーなど)をもとに知的財産権を学びます。
ビジネスでも使えるというのがウリです。
■作品を読んで
タイトルに惹かれ手に取りました。すごく読みやすい本です。
1つ思ったのは、これらの権利を上手に組み合わせれば確かにビジネスで役に立つと思いました。
意外と特許や商標、著作権の問題って意外と近くにある人もいそうですからね。
模倣もパクリも最近よく騒がれることが多いですが、権利的にはどこまでがOKでどこからがダメかの線引きについて書かれている部分は一読の価値があります。
あくまで著作権の場合オリジナリティのある「創作的な表現」が保護されます。アイディアやロゴなどはパクリがもとになっているものが多いですからね。
意外と想定内の問題もあったりします。(東京オリンピックのエンブレム問題とか)
また、他の権利のことも様々な事例を用いて紹介しています。
驚いたのは鳩山幸さん(鳩山由紀夫元総理大臣の奥様)が特許を出願をしていたことですかね。
結果的に審査請求をしていないため特許は取得していませんが。
しかも作者が質問状を送ったら、幸さんは直筆メッセージの中で鳩山会館のバラのことを宣伝していたりしてますが。
マダム・ミユキという鳩山会館のバラは特許を取っていなさそうですが…。
■最後に
知的財産権についてざっくりとですが知識を得ることができます。
知っているようで知らないことはたくさんあります。
正しい知識があればパクリ騒動でも批判するだけでなく、問題を冷静に分析できるような気がしました。