こんばんわ、トーコです。
さて、少し脱線します。毎年この時期恒例の文庫本の夏フェスが出そろいました。
ちなみに夏フェスは、新潮文庫、角川文庫、集英社文庫が100冊選んでプッシュしています。トーコもここからピックアップしていきます。
選書は古典だったり、最新の小説だったり、少し前に流行ったけど古典とはいかない作品やラノベに分類されるものなど、種類は様々です。
読んでみたい作品、フェスをきっかけに知った作品など、普段本を読む人も読まない人も本を読むいいきっかけになるかと思います。
では各社ごとのフェスを見ていきましょう。
■新潮文庫
割と名作が集められているような気がします。各社ともに名作系は特別カバー仕様になっていますが、トーコは新潮文庫の特別カバーが1番好みです。
だって、シンプルなんですもの。下手に流行り廃りのあるオリジナルカバーよりはねえ、と思ってしまうのんです。あくまで個人的に、ですよ。
最近はラノベ系の作品もちらほらあります。
ちなみにいくつか紹介していますので、ご参考までに。
愛し合っていたのに別れることになった夫婦の往復書簡から、それぞれの想いを見る恋愛小説。
文学作品はすごく素晴らしいものを残しているカフカですが、メモなどに残されている言葉は驚くなかれのネガティブ。このネガティブさネガティブすぎてはもはや笑えます。
吉本ばななのデビュー作。当時から吉本ばななの優しさと悲しみが寄り添う不思議な世界が感じられます。読後はすごく優しくなれます。
1人の中学生が自殺した。様々な情報が飛び交う中で、自殺は本当に自殺だったのか。
謎が謎を呼び、生徒たちだけで学校内裁判を行うことに。
■角川文庫
今年は細田守監督の「未来のミライ」の公開に合わせたか、細田作品のすべての原作がフェスの中に含まれています。
何が言いたいかというと、個人的にはアニメ映画作品の原作がちょっと多いかな。
「君の名は」や昨年公開した岩井俊二作品もあります。
その一方で、名作や小説なども選ばれており、バランスが取れているような気がします。
とっつきやすい選書かもしれません。
こちらも参考にどうぞ。1冊しかありませんが…。
お姫様なのに継母にいじめられて粗末な身なりで粗末な部屋で暮らすおちくぼ姫が、貴公子と出会う。古典版のシンデレラ・ストーリー。
■集英社文庫
ここの夏フェスは今年の顔という俳優を起用したキャンペーンを展開しています。
そのせいか、特別カバーが俳優さんのものもあります。
トーコ個人的には、ジャンルの幅がかなり広いです。40代、50代向きに選書もされています。
ご参考にどうぞ。
売れないアイドルのおかえりが、番組打ち切りになったのを機に依頼人の代わりに旅をする仕事を始める。様々な出会いと依頼人からの任務をこなすための奮闘が見れます。
東京になじめず富山に戻るOLとその上司、富山で暮らす父のいない少年、富山で死んだ父を想う絵本作家。様々な登場人物の運命が交錯し、動き出していきます。
読後はものすごく優しくなれ、ちょっとだけふるさとが恋しくなります。
とある地方の卒業式の日。卒業式の翌日には校舎は取り壊されます。
7人の少女たちは様々な思いを抱えながらこの日を迎えました。
1度は体験したことのある、なつかしくて甘酸っぱい思い出がよみがえるでしょう。
■最後に
毎年文庫本夏フェスが好きなトーコが勝手にまとめました。
本屋さんに行けば平積みで置かれていたり、ブースが組まれています。
これをきっかけに本を読む人が少しでも増えたらうれしいです。
もちろん、トーコもこの夏にフェスの中の本を何冊か読む予定です。