こんばんわ、トーコです。
さて、なかなか本屋さんに行けないし、行きにくいしな状況ですが、今年もいつも通り夏の文庫フェアを行っています。
ちなみに夏フェアは、新潮文庫、角川文庫、集英社文庫が100冊選んでプッシュしています。トーコもここから過去記事をピックアップしていきます。
選書は古典だったり、最新の小説だったり、少し前に流行ったけど古典とはいかない作品やラノベに分類されるものなど、種類は様々です。
読んでみたい作品、フェスをきっかけに知った作品など、普段本を読む人も読まない人も本を読むいいきっかけになるかと思います。
では各社ごとのフェスを見ていきましょう。
それでは、各出版社ごとに見ていきましょう。
■角川文庫
カドフェスの小冊子には謎解きが仕掛けられています。まあ、ずいぶん楽しそう。
さらに、応募券を集めればカバーがもらえる的なキャンペーンではなく、応募券を集めて応募し抽選でもれなく何かがもらえる方式になっています。
今年は映画の原作が多く揃っています。6作品です。しかも10月公開の原作も該当します。
個人的にはミステリー系の作品が結構多く選ばれている気がします。うむ、疎いので何か読もうかしら。
おそらくですが、去年よりはターゲット年齢層が上がった気がします。
該当作品はこちらです。1冊だけです。
貴族のお姫様が継母にいじめられ、みずぼらしい身なりで落ちくぼんだ部屋に住んでいる。助けてくれるのは、あこぎという召使だけ。そんなある日、素敵な貴族の男と出会う。
平安時代版シンデレラをわかりやすい現代語訳で読めます。
■集英社文庫
今年も青をテーマカラーに、まさかの猫のキャラクターで展開しているのは、集英社文庫。
もう俳優さんを起用したキャンペーンは展開しないのでしょうね、きっと。
1冊買うとブックバンドがいただけるそうです。もちろん、ネコ柄の。
そして、感想がなぜか読書メーターからの引用なのは、コロナの影響としましょう。
ここでは読んでいないので紹介できませんが、今回の対象本の中に今回の朝ドラでおなじみの古関裕而の自伝が含まれています。こんな時事ネタを持ってきたのは初めてです。
では、該当作品です。
戦争が市井に生きる人たちに与えるものは何なのか。残酷な現実に押しつぶされそうになっりながらも懸命に生きる人々を描いています。
終戦記念日がやってき、少しずつ戦争を知る世代が減っていく中で、この短編集の存在は大きいです。
こちらは去年も対象本に含まれていました。
婚約を解消された明日羽は絶望的な気分でいます。それを見かねた叔母のロッカさんに「やりたいことリスト」を作るよう伝えます。
「やりたいことリスト」に書いたやりたいことをこなしていく中で、明日羽は少しずつ気がついていきます。
前向きになれる本です。
■新潮文庫
最後は、新潮文庫です。対象本を見ると、「あー、これ読んだことある!」という作品がいくつも並んでいます。
しかし、残念な(?)ことにブログにアップしている数が少ないということに気がつきました。読んだことのある作品は10冊超えてるのですよ。
それくらい、今年も名作・定番が多く揃っています。去年と比較してもそんなに変わりないかもしれません。安心・安全・安定の3つの安が揃っています。
ただ、何となくですが、去年よりはラノベ系の作品が減った気がします。ちょっとほっとしましたけどね。
さて、対象本です。
トーコが夏の文庫フェス記事を書いてからはや3回。3回ともノミネートしている記事です。
この作品は、愛し合っていたのに別れることになった2人が10年ぶりに再会したのをきっかけに、書簡でやり取りするようになりました。
書簡のやり取りという形式で物語が進むので、唯一無二の作品といってもいいでしょう。
「ここはあの人が住んでいた場所ではない」。そう言ってママと草子は何度も引っ越しを繰り返してきた。
引っ越しを繰り返していく中で、草子は少しずつ成長していく。
トーコ的には、年月が経つたびに感想が少しずつ変わってくるので、楽しみに読んでいます。
こちらも3年連続ノミネート。吉本ばななのデビュー作です。
死がけっこう近いところにあるのですが、優しさと悲しみが寄り添う不思議な世界観を感じられます。
読後はすごく優しくなれます。
■おまけ
今年も河出文庫は2冊買うと特製ブックカバーがもらえます。去年は青でしたが、今年は赤です。
このブックカバーは、去年と同じく河出文庫の表紙をそのまんまデザインしたというマニアックな代物。
対象文庫2冊買って応募方法を読んではがきかなんかで送れば全員いただけるというものなので、マニアックな方にはぜひおすすめです。
さらに言えば、今年は対象文庫5冊でトートバッグがもらえます。
HP上では、対象文庫5冊買うとトートバッグとブックカバーダブルでもらえます。
対象文庫7冊買うと、トートバッグとブックカバー2枚もらえるそうです。
大丈夫か、とツッコみたい話です。
さらにですが、幻冬舎文庫も夏のフェアを開催しています。ただ、残念なことにこのブログで紹介した作品が入ってません…。
なんか1冊は引っかかってくれよ…。
■最後に
毎年恒例文庫本夏フェスが好きなトーコが勝手にまとめました。
自分のネタをもとにですが。
本屋さんに行けば平積みで置かれていたり、ブースが組まれています。
これをきっかけに本を読む人が少しでも増えたらうれしいです。
もちろん、トーコもこの夏にフェスの中の本を何冊か読む予定です。