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【町あるき本】229.『ほのぼのお徒歩日記』著:宮部みゆき

投稿日:4月 20, 2020 更新日:

こんばんわ、トーコです。

今日は、宮部みゆきの『ほのぼのお徒歩日記』です。

ほのぼのお徒歩日記 (新潮文庫)

 

■あらすじ

宮部みゆきとそのご一行が江戸を東京を日本を歩く。

ある時は赤穂浪士の討ち入り後のルート、市中引廻しルート、箱根などなど。

歩いたり、食べたり、語ったり、と盛沢山。宮部みゆきの小説以外のはじめての本です。

 

■作品を読んで

宮部みゆきの小説以外の本です、という謎のうたい文句に惹かれて買った本。

意外や意外。宮部さん、まさか小説以外がないなんて。

でも、この人書くものはミステリーと江戸時代の人情ものが主。

関係はないけど、意外や意外加えてゲーマー。

書くものの振り幅が広いのと人間的な意外性があるから、口を開けば絶対面白い人に違いない、と思ってました。

結果は期待を裏切らなかったです。面白いし、なんだこの脱力旅、と言いたくなる。

けど、きちんと見て回っています。うん実に失礼な言い方。文章から結構苦労していることが垣間見える。

特に箱根を歩く章はかなりすごいです。

ショートカットとか言いつつ、実は急で険しい階段というオチがすごい。あの、ミステリー作家ご一同が歩くコースではない気が…。

そのあと遭遇するタクシーの運転手がそら神様仏様に見えてきますね。

しかしまあ、お徒歩の必要なものの中に病気って…。お徒歩旅の寸前に宮部さん腎臓結石になり、医者からは歩き回るのが1番という指導をいただいたのだとか。

それが最初のお徒歩旅のスタートです。

赤穂浪士の討ち入りの後の行程、市中引廻し、箱根の関所巡り、旧江戸城一周、八丈島、本所七不思議巡り、善行寺巡りなど。バラエティーに富んでいます。

25年経つと令和になっていました。令和になるとお年でしょうか。編集長(25年前は一緒に歩いてました)と著者は、ハードな行程はもってのほか。うまいこと却下させていました。

あと、文章が落ち着いていました。序盤はなかなかテンションが高いなあと思いましたが、令和のお徒歩旅はすごく安定してました。

これも歳月を経たからでしょうか。

あとは、東京も江戸の頃の遺構が結構残っているのですね。感心してしまいます。

いつか36見附巡りをやって見たいのですが、皇居って意外と1周できちゃうようなので。やってみようかな。

その時は中に挿入している皇居1周地図が使えそうね。こんなピンポイントでわかりやすい地図ないし。スマホだと意外と使いにくい。助かります。

ちなみにですが、この作品のタイトルは徒歩と書いて「かち」です。

辞書には徒歩の意の雅語的表現と書いてあるようです。

ただ、著者の言う通りこの旅ここまで優雅ではなかった気はするが…。

 

■最後に

江戸を歩くことから始まり、様々な場所へお徒歩旅を進めます。

道中はおいしいものや大変なことなど様々な出来事があります。

読み終わるとすごく徒歩で江戸の名残を巡りたくなります。

 

 

-エッセイ, 実用書, 文庫本, , 日記, , 江戸

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