こんばんわ、トーコです。
今日は、リンダ・グラットンの「LIFE SHIFT」です。
■あらすじ
寿命が延び、100年は普通に生きるという時代が到来しようとしています。
それに伴って、これまでの生き方モデルが全く通用しなくなってきます。
100年時代を生き延びるためにはどのような対策を行えばいいのでしょうか。
■作品を読んで
トーコは以前に52.「ワーク・シフト」 を紹介しました。よかったらどうぞ。
「ワーク・シフト」の場合は、働き方に焦点を当てていますが、本書は人生そのものです。
まず、大前提条件がかなり崩れます。今の世の中定年再雇用で65歳まで働き、それからは年金をもらってまあまあ悠悠自適…を思い浮かべます。
が、100年時代、そんな悠長なプランはこの先無理でしょう。
まず、日本では特に騒がれていますが、巨額の財政赤字です。今もなお定年70歳にしようじゃないかと議論になっています。そうするとどうなるか。ご存知のことでしょう、年金の受給開始が延期されます。70歳からでいいだろう、と。
では、どうすればいいのか。
まず、長寿命化に伴って健康寿命が延びています。つまり、働ける期間が延びることを意味します。
とはいえ、毎日残業が多かったり、ストレスの多い職場ですと「70歳まで働くのかよ、うげぇ」と思う方も多いはず。
そんな方に本当に読んでほしいです。はっきりと言います。今の仕事がそんなに嫌なら次の時代に向けて準備してほしいです。あなたの人生は1度きりです。今すぐ考え方を変えてちゃっちゃと行動に移してください。
時代が変わっています。教育、仕事、引退という3ステージでこれまでよかったのです。
が、今は教育と仕事の間に旅やインターン、ボランティアをはさんだり、仕事の間に学びなおしをしたり、とマルチステージを歩むことになると思います。
さらに、AIやテクノロジーの発達や外国人労働者の受け入れなど、私たちの環境は今後も目まぐるしく変化することが予想されています。
働くことや人生についてもっと考えないといけない時が来ました。
作品では、人生のステージ、お金、時間の使い方、人間関係についてかか書かれています。
これは、日本に限った話ではなく、全世界的に大きな変革の波が押し寄せているようです。
100年を生きる時代、私たち1人1人が生き方を考え、自分にとって大切なものをきちんと探し、1人1人の個性と多様性が求められる時がきっとやってきます。
本当にそんな風にして選べる時代がやってきてほしいものです。
■最後に
選べる時代がやってくるというより、選ばないといけない時代がやってきます。
ダーウィンが言うには、「変化に対応できるのは、環境に適応する者だ」的なことを言ってます。時代が変わってもその通りです。
これを機に人生戦略を考えてみてはいかがでしょうか。まだ間に合います。