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エッセイ 文庫本

【友達っていいな】58.「トットのマイ・フレンズ」著:黒柳徹子

投稿日:6月 10, 2017 更新日:

こんばんわ、トーコです。

今日は、黒柳徹子の「トットのマイ・フレンズ」です。

トットのマイ・フレンズ (新潮文庫)

 
■あらすじ
この本は徹子さんの友人たちについて書かれた本です。
この作品には12人の不思議ですごいものを持った友人たちが登場します。
 

■作品を読んで

向田邦子作品を読んだあと、そういえば以前読んだ本(「トットチャンネル」参照)で徹子さんと関わりがあったことを思い出して、手に取った本です。

そして何より友人たちの顔ぶれがすごいです。

向田邦子、越路吹雪、渥美清、坂本九、フィリップ殿下(エリザベス女王の夫)、ブロードウェイの俳優さんなどなど。

この本で書かれている友人たちのエピソードは、本当に近くで仲良くしていたからこそ書けるものばかりです。

この本が出版された当時、向田邦子さんはもう亡くなっています。文中の言葉を借りれば、「突然私たちの前から姿を消して…」と表現されていましたが。それだけ衝撃が大きかったのでしょう。

徹子さんと向田さんはとても仲が良かったそうです。

向田さんは徹子さんがおばあさんになることをとても楽しみにしていたそうです。なんでも向田さんは徹子さんみたいなおばあさんを書きたかったそうです。徹子さんも「うん、なるー。」と答えていたそうですが、もう楽しみに待っている向田さんはいません。

それにしても向田さんの観察眼はすごいなと思います。トーコも徹子さんがおばあさんのドラマって絶対に楽しい気がします。ただ、向田さんが亡くなっているので、もはやタラレバの話ですが。

この章の最後を締めるのは、これから先も向田さんをなつかしく思い出しながら生きていくのだろうかという言葉です。

すごく大切な友人を失ったという受け入れがたい事実と喪失感が伝わってきます。

またあとがきには、「やりたいことに打ち込んで、どの方も一生懸命生きてきました。死ぬまで一生懸命にやるのは本当に大変だけど、それが大切で、それっきゃないのだ、とわかりました。」とあります。そんなマイ・フレンズたちに出会えて感謝しています。

命ある限り全力で演じたり、歌ったり、作品を作っていたトットのマイ・フレンズたち。この作品に登場する12人はみなそんな方ばかりです。

あとがきの最後には、「いつか再びマイ・フレンズについて書きたい。また感じ方が違うものになっていると思う。そのころにはマイ・フレンズが増えるといいな」と述べています。

が、徹子さん実現してますよね…。確か「トットひとり」という本が出ていたような。

出会いって相手とのつながりのほかに、人に何か教えてもらったり、影響を与えたりなど様々なものをもたらします。

徹子さんはマイ・フレンズたちとの出会いで様々なものを感じえたのだと思います。出会いを本当に大切にしているんだなとすごく感じます。

 

■最後に

徹子さんの書く文章はすごく簡単で、読みやすい言葉で書かれています。

そしてマイ・フレンズたちの人となりがすごく伝わってきます。

いなくなった人を懐かしみ、振り返ることはすごく寂しいことですが、また新しい出会いがあるかもしれません。

友人の存在と人との出会いの大切さが染みる本です。

 

 

-エッセイ, 文庫本,

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