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コラム 実用書

【楽しい日常】453.『ご自由にお持ちくださいを見つけるまで家に帰れない一日』パリッコ スズキナオ

投稿日:4月 10, 2023 更新日:

こんばんわ、トーコです。

今日は、パリッコ、スズキナオの『ご自由にお持ちくださいを見つけるまで家に帰れない一日』です。

■あらすじ

ただ酒を飲むだけのユニット「酒の穴」の2人が、日常生活にちょっとしたプラスをもたらすかもしれない企画を引っさげています。

不思議な企画が26編収録されています。

 

■作品を読んで

なかなかにゆるい読み物です。1番最初は、表題作『ご自由にお持ちくださいを見つけるまで家に帰れない一日』です。

意外なのは、大阪の方が逆になく(おそらくすごい勢いで大阪のおばちゃんが持っていくんだと思われる。)、パリッコさんは石神井公園なので割と近くに住んでいること。知っている地名が出て来ることによる安心感、半端ないです。

そしてスズキナオさんは男性であること。トーコの中高の同期で、スズキナオさんという女の子がいたので、ちょっとびっくり。

それに、ちょうどTBSラジオの「アフターシックスジャンクション」でこの2人のコンビが出てきて、ちょっとびっくりしました。

なんというタイミングでしょう…。

まあ、それは置いとくにして、作品に行きましょう。

表題作「ご自由にお持ちくださいを見つけるまで家に帰れない一日」は、まさかの1番最初に配置されていました。

なんと意外や意外、スズキナオさんの住む大阪では「ご自由にお持ちください」はなかなか見つからないもののようです。

大阪の人は逆に遠慮なく持って行ってしまうから?と勝手な妄想するトーコ。ちなみに、パリッコさんの住む練馬では開始15分で運よく見つかったようです。

その次は、まさかの「サイゼリヤをメニュー名だけを頼りに1500円分注文する遊びが楽しかった」です。

元ネタはテレビ番組の一企画の「ゴチになります」。本家は高級料理ですが、こっちは日常の延長上でもできるよう、1500円の設定です。

とはいえ、サイゼリヤの普通のメニューは当然価格は記載されているので、編集部の方で価格の書いていないメニューは用意したそうです。

当然ですが、出場者の著者2人と編集者の方は暫くの間サイゼリヤに行くことを禁止されていたそう。

読んでみると、地味にハラハラドキドキします。価格の予想は結構面白いです。

もちろん、安いと思っていたら意外と高かったり、逆もあります。けど、ゲームとしてこれをやるには非常に面白いので、「ゴチゲーム」をする用のメニューを用意するファミレスが出てきてもいい気がします。

ゲームが終わった後の振り返り会も盛り上がります。うん、予想がつきます。これは最後まで楽しいですもの。それにしても1500円で100円単位の誤差は結構でかいですね…。

楽しさと発見がいろいろとあります。

お次は、「冷やしアメリカはじめました」という謎のタイトル。

夏になると「冷やし●●」が出てきますが、そこから世界5か国(日本、インド、アメリカ、フランス、イタリア)を代表国として選びます。

1番まずそうなのは、アメリカ。マクドナルドのハンバーガーとポテトを冷蔵庫で冷やしてしまったのですが、なかなかとんでもないことになっていました。

ポテトってある一定時間経過するとしなびてしまい、好きか嫌いか分かれるのに、まさかの冷やす…。

とはいえ、この「冷やし●●」シリーズ、視点や方法を変えればいろいろなものを試すことができそうです。という余韻を残して終えます。

ややこじつけ感がすごかったのは、「新しく考えた「スガシカオゲーム」をやってみよう」です。

「スガシカオ」の文字を並べ替え、途中サイコロを振って、出た文字をスガシカオの文字と一緒に足すというもの。

著者は2人とも大阪と石神井公園ですからね…。しかも時はコロナ渦。オンラインでゲームをします。その手があったんですね。

文字の並べ替えのネタが凄いです。30ターンの時点で、もうネタがなくなっているのでは?というくらい、「スガシカオ」ひねり出しています。

解釈の違いを無理くり繰り出しているので、個人的にはそこが面白い。

あとは、「「ニセ正月」で年中正月気分」を味わっているという企画。

唯一、朝から酒を呑んでも怒られない日ってどこだ、というときの答えが三が日だけだ、という理由。

この企画を実施したのが11月なのか、お年玉用のポチ袋はなかなか売っていなさそうですが。

でも、たまの「ニセ正月」。いいかもしれませんね。

それにしても、視点をずらしてちょっとしたことに意識すれば、こんなに日常って面白くなるんだなあ、と思えてきます。

 

■最後に

ちょっとの工夫と発想の転換で日常がかなり面白くなります。余裕のない現代人にはちょうどいいかもしれません。

しかも、地味にお金がかかっていないのが、ミソかもしれません。

とてもゆるい、無駄を愛する日誌です。

 

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