こんばんわ、トーコです。
今日は、千田琢哉の『人生を大きく切り拓くチャンスに気がつく生き方』です。
■あらすじ
突然ですが、あなたは運に恵まれていると思いますか?。
そうでないと思う方も、今までの人生であれやればよかった等思うことがあるかもしれませんが、今までの人生で様々な機会がありましたよ。
単に気がついてないだけで。本書では、運に気がつく生き方を伝達しています。
■作品を読んで
まあ、これも典型的なビジネス書のタイトルで…。
とはいえ、トーコがこの作品を手にとった時にかなりいろいろと絶望感を味わっており、もうしんどいよと思っていたところだったので、このタイトルが気になったのでしょう。
それでは、作品紹介に移ります。
プロローグでなかなか鼻につくことを述べていますが、実際に著者は本当に100冊以上出版し(なんなら何年か前に月1冊ペースで出していた)、外国で翻訳されてもいます。
その中で、著者は長期的な成功者とは、「重ね続けられる人」のことです。これも重要なので、引用します。
「成長の実感」は過去の努力が直接的にも間接的にも繋がっており、成長や実力の重ね塗りができているという揺るぎない実感のことである。
さて、それを実感するための心持をどうすればいいのかを、本編では述べていきます。
まず、「最前線は、弾によく当たる」。トーコも仕事しているときに、なんでこんなに弾に当たるのよ、と泣きたくなる時がありました。
でも、かなり冷静に考えてみると、チャンスもトラブルも両方あります。
さらに著者は、サラリーマンであれば犯罪クラスのことをしでかさない限り、会社に守られるともいいます。これはアンダーラインを引きたくなります。ということは、サラリーマンならチャレンジしても損することは基本ないということです。
こうしてみると、サラリーマンってある意味ラッキーでいい身分なんでしょうね。さて、トーコも励まされたことだし、逃げずに頑張るか。
次に、適度な睡眠と適度な運動について述べています。これは睡眠と運動それぞれについて話しています。それだけどちらも重要なんですね。
睡眠時間を削っても、急逝率は高くなり、人生崩壊率は高くなるといいます。トーコも昔から徹夜はできないので、睡眠時間だけは絶対に確保するようにしています。寝る環境を整えることもオススメです。
なぜ著者が睡眠を重要視するかというと、チャンスをつかむためには健康状態が悪くてはダメなのです。
生命力がそれなりにみなぎっていないことにはダメだし、そもそも睡眠不足の人って人相が悪くなる前に日々の表情がそもそも悪いです。
適度な運動も然りです。
どうも、エグゼクティブになる人というのは体力がちがうのだとか。そこまでは目指さないにしても、体力のない人はどこかで伸び悩みます。
普通に生きる人間は、体力を維持させるための運動という意味合いで十分かと思います。しかも、体力は知力よりも成長する実感があるのだとか。ほんとかよ、運動嫌いのトーコにはなかば半信半疑ですが…。
チャンスは大中小様々な大きさがあります。今の3つは毎日やって来る小さなチャンスについてです。その次は、毎年訪れる中型チャンスの話です。
まずは、すべてにおいて前倒しを習慣にする。
超多忙ではチャンスは降ってこないし、たとえ降ってきてもチャンスに気がつかないです。なので、前倒しで仕事は終わらせて、突発的な事態に対応できるようにするのがベター。
まあ、気がつくと思うのですがね。そうでもしないと、永久に休みを取ることは出来ないので。空いた瞬間にすかさず有休とる人間が言うのもなんですが。
また、オファーがあったら、とりあえずやってみる。
そういえば、「なんで私ばっかりこんなに仕事しなきゃなんないの…」と嘆いた後輩の子がいましたが、「とりあえずやってみなよ、それが意外と自分の特技に変わるかもしれないし、だめなら2度と受けなきゃいいんだから。」と答えたことがありました。
オファーがあったらやってみる。きっとできると信じて依頼しているのですから。同時に著者は恐ろしいことを言います。
駆け出しの頃から仕事の選り好みをしていた連中は、揃いも揃って30代以降は悲惨な人生を歩んでいる。
こういう本を手にする人がこんな状況に陥ってほしくはないのですが、方向間違えると気がつくとこうなっている可能性は高いです。
初歩と基礎の習得がおぼつかなく、30代になってプライドが高く、人の意見に耳を貸さなくなるとどうなるか…。
トーコの職場にもこういう人がいますが、「あ、この人相手にならんし、同じカテゴリーに分類しないで」と思わずにはいられません。
いつかきっと組織の癌細胞になるのでしょうね…。
最後は、大型チャンスについて。大型チャンスは、小・中型のチャンスを活かした結果訪れます。
ここで、大型チャンスが巡ってくるのは、大抵やや実力不足の状態だと知っておく、です。
まず、大型チャンスは自分の思う受け入れ態勢を100%としたら、70前後の実力の時にやってきます。
そして、中型や小型チャンスの延長線上には、大型チャンスの掴み方は存在しないそうです。中型から大型チャンスへのステップアップは3段以上違います。
だからこそ日々粛々と成すべきことを成し、大型チャンスが巡ってきても70の実力で迎えようと腹をくくれるようになります。
大型チャンスから逃げてはダメですよ。資格があるのですから。そして活かさなければ、2度とチャンスは来ない。また、大型チャンスから逃げたら、もう永遠にその世界では一流になることはないそうです。
なんか言われてみるとその通りのことがあったぞ、と今になってみれば思い出せます。さて、まだ実現しきっているわけではないから、もうちょい頑張ろう。
そして、大型チャンスで経験した修羅場は、あなたを”超人化”させる。
というのも、当然ですが、チャンスをつかんでもその後には何かが待ってます。時には、修羅場かもしれません。
超人という概念は、ニーチェからの引用です。今この瞬間の命に感謝し、昨日の自分より成長しようと命を燃やし尽くす人のことを言います。
昨日の自分よりも成長しようとする人が超人です。自分の土俵で挑み続けることで超人になれます。
だから、先ほどのパラグラフで実現しきっているわけではないと言わせてもらいました。
■最後に
単に気がついていなかっただけで、これまでの人生で様々なチャンスがあったんだな、と思い出させてくれます。
チャンスはこうやって来るというのがわかれば、うろたえずに済むかもしれません。焦らず、日々できることを淡々と行いましょう。