こんばんわ、トーコです。
今日は、井上理津子の『すごい古書店 変な図書館』です。
■あらすじ
ある本屋に行けば珍しいお宝本に出会え、またある本屋行けば車のことが調べられ、別な図書館に行けば漫画が読める。
全国津々浦々にはそんな個性的な古書店、図書館がたくさんあります。
そんな本屋を取材してまとめた本です。
■作品を読んで
首都圏を主にまとめられていますが、本当に全国に広げたらもっとすごい古書店、図書館が出てきそうな気がします。
結構民間企業も図書館を持っていて、ポーラなら化粧品、味の素なら食に関することを中心に収集をしているようです。
この作品を読んでいくと本当に行きたくなるような古書店、図書館がたくさんあります。
こんなに個性的な場所がたくさんあるんだな、とか思いつつも、なんだか安心しました。
大きな書店ばかり増え、小さな書店がつぶれて本屋自体の数が減っているので、新刊本ではないですが、こうした古書店があれば本へのきっかけが残ってくれるのはありがたいです。
いち本好きとしては、ですよ。
この作品を読んでいて1番印象に残っているセリフはこれ。
本を読むって、人生を一つもらうことですよね
田端駅近くの古本屋の店主が言った言葉です。
素敵なセリフだな、と思います。本当に本が好きな人なんだな、とにじみ出でいます。
こうして読んでいると、この作品は東京の古書店ばかり取り上げていますが、全国津々浦々見ていけばどの街にも面白い古書店はたくさんあると思います。
他にもあるから、誰か探してくれないかな。twitterにこれもアップしてみようかな。
作品で取り上げられている「防災図書館」は、建物は入ったことがあるのですが、研修修了時間が図書館営業時間より遅くなったので、まだ行ったことがないので、行ってみたい。
高輪にある「食の文化ライブラリー」は食に関する資料ならそこらの図書館よりもそろっている味の素の財団が運営している図書館です。
食に関する資料なら幅ひろく取り揃えているので、食に関して調べたいことがあれば必ず見つかるのだとか。
面白そう。行ってみたい。しかも、民間企業系の図書館で土曜日にやっている、貸出は登録料100円で借りられるという条件付き。(この作品が出版された当時の情報)
トーコ的には、この作品で取り上げていないですが、六本木の国立新美術館のライブラリーも面白いです。
国立新美術館のライブラリーは、月、水~金の18時までだったかな。うろ覚えなので、ちゃんと調べてください。
美術書でしたらそこそこそろっていますので、美術が好きな方は読みたい本が必ずあります。
有給取らないと絶対に行けないので、暇な時期が来てほしい。
平日のみというのが、こんな感じでネックになるのです。
■最後に
首都圏にある面白い古書店、図書館を集めた本です。
なんというか、町の古本屋さんだったり、価値の高すぎるお宝本だったり、様々な本をそろえている本がたくさんあります。
本好きなら行きたくなる店が見つかること間違いなしです。