こんばんは、トーコです。
■あらすじ
小澤さんが西洋の音楽を知りたいと思い、スクーターでヨーロッパ1人旅に出たのは1959年のこと。
それからブザンソン国際指揮者コンクールで入賞し、バーンスタインやカラヤンの弟子になり、2年半後日本に戻るまでが書かれています。
お土産ではないですが、帰国するときには、ニューヨーク・フィルの副指揮者にも就任していました。小澤征爾自ら書いた自伝的小エッセイです。
■作品を読んで
小澤さんの夢に向かう姿がかっこいいです。そして家族に対しても筆まめな姿に驚きました。
家族や友人に宛てた手紙を弟さんがきちんと保存していたそうで、この本を書くときの資料になったそうです。
小澤さんについてけっこういろいろなことが分かりました。かなりの努力家で優しさに溢れた人です。
■最後に
海外に行くのが困難な時代に自分の夢に向かって行動して行くのがすごいと思います。
様々な出会いや出来事を自分のものにするのだからなおのことすごいです。
若き日の小澤征爾という人がわかる本です。