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【知識を得る・歴史編】5.『最後の努力』 著:塩野七生

投稿日:4月 1, 2017 更新日:

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こんばんわ、ト―コです。

今日は、塩野七生作のローマ人の物語の1つ『最後の努力』です。

この本は上、中、下の3つにわかれています。

 

■あらすじ

古代ローマは紀元前700年から400年まで1000年以上栄えた国です。

この本は3世紀の皇帝が乱立する衰退する時代になり、

ローマ人に持っていた「ローマ人らしさ」が失われてきました。

文庫本の表紙はローマ時代のコインですが、アウグストゥスの時代と比べるとどうも質が落ちています。

コインの質が落ちているというのは、経済もけっこう危ない状態になっていることの証です。

 

■読んだ感想

この作品が描いているローマは3世紀です。

3世紀といえば、コンスタンティヌス大帝が現れて、首都がローマからコンスタンティノープル(現在のイスタンブール)に移り、キリスト教が市民権を獲得します。

ローマ帝国ができたころ(紀元前700年頃)から読み続けていると、少し寂しいものがあります。

というのも、時代を経てだいぶローマが持っていたローマらしさがどんどん失われてきているそんな時代を描いています。

先ほどあらすじの中でコインの質が落ちていて、それが世相を表していると書きました。

金や銀の含有量が減ったということは、コインの質が落ち、経済状況も悪化しています。

そう、悪貨は良貨を駆逐するということわざの状況です。

これを読んで思ったのは本当に今の日本に似ているような気がしてならないのです。

少し前ですが首相が毎年のように代わり、その場しのぎの法律を施行したり…。

そして何より、庶民から言わせると全く世の中が良くなったなんて言えやしない子の状況。

ってこれはちょっと別かもしれませんが。

3世紀のローマ時代とそっくりのような気がしてはならないのです。

この時代に現れた皇帝たちによってローマ帝国自体は延命します。正直に言うと、もっと早く滅亡したかもしれません。

けれども、国は生き長らえましたが、ローマ帝国自体は相当な変容をしました。驚くくらいに。

ひょっとすると、これからの日本も国が生き長らえるためには、相当の変化・変容を受け入れなければならなくなる可能性がありますね。

なんというか、時代背景が若干似ているから。

国が誕生してから滅ぶまでの過程を学ぶことは、今を生きる人に何か教訓めいたものを教えてくれます。歴史を学ぶ意義はそこにあります。

そして、歴史は繰り返します。過去から学ぶことで、対策が打てるかもしれません。

 

■最後に

時代を経てローマ帝国は生き延びるために変容しました。

ひょっとすると、今の日本もそうなるのではないか、と大袈裟かもしれませんが思ってしまいます。

歴史は繰り返します。ただ、現代に生きる私たちは、過去の出来事から学ぶことができます。

 

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