こんばんわ、トーコです。
今回は村上芽・渡辺珠子の「SDGs入門」です。
■あらすじ
2015年の国連サミットで持続可能な開発目標(以下SDGs)が採択されました。
それゆえに、ニュースなどでよく耳にするようになりましたが、実際は一体何のことやら。
そんな疑問を解決する、文字通りSDGsについての入門書です。
■作品を読んで
もともとこの本は試験対策のため、SDGsに関連した問題がきっと出るだろう、ところでSDGsってなんだ?、というわけで手に取りました。
SDGsは持続可能な開発目標のことで、Sustainable Development Goalsの略です。
ここで17の目標が掲げられています。あくまで目標・ビジョンなので、どうやって達成させるのかは個々人で、あるいはもっと大きな単位で考えないといけません。
つまり、2030年に向けた(目標達成年は2030年のようです)、全世界共通の持続可能な成長戦略があり、その中心として書き込まれているのがSDGsなのです。
とはいえ、2020年4月現在新型コロナ騒ぎが収束する見込みがたっておりませんので、その次の次の課題と言えましょう。
とりあえず、世の中がもっと平和になったときにこの目標は生きているので、どうやって叶えていけばいいのでしょう。
まず、企業規模でやることと個人でやることは規模の大なり小なり違いはありますが、基本というか本質に変わりはありません。
できることが個人と企業では違うので、そこを頭に入れておいた方がいいでしょう。
まあ、当たり前と言えば当たり前ですが。
本書では、実行するためのコツで、「自分でやるために、自分にあった「外圧」を学びに変える」という章を設けています。
簡単に言ってしまえば、実行するための強制力を持たせるための方法といったところでしょうか。
最も都合のいい外圧を作ってしまう。企業の場合ならお客さんとか。個人の場合は、どんな仮想敵を求めないといけないのやら。
あとは、できそうなところから始める。
本書では、農産物を使った駅弁を例にしたSDGsの取組を見ていきます。
アイディアを練っているときや具体化するときなどのプロセスでSDGsの視点をうまく入れながら実行していきます。
最後は、SDGsの取り組みテーマを選んで実行します。私たちができることをします。
女性活躍、個人の健康促進、住みやすいまちづくり、持続可能な消費、海洋プラスチック削減、気候変動、科学技術・イノベーションの創出など。
いずれの目標も今後の持続可能な社会をつくるうえでは重要な課題です。
2020年4月現在新型コロナ騒ぎでごたごたしていてとても先を考える余裕なんてないですがね。
■最後に
今は持続可能な開発目標に向けて動けるような時期ではありません。(2020年4月現在)
ですが、新型コロナ騒ぎが収まってから次の世界に向けてこんなことを考えないといけないのだな、と知ることはとてもアリなことです。