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エッセイ 小説

【番外編】夏の文庫フェア in2025

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こんばんわ、鈴木Booksの店主です。

あまり更新ができずすみませんが、今年もいつも通り夏の文庫フェアを行っています。季節は廻りますねえ。

ちなみに夏フェアは、新潮文庫、角川文庫、集英社文庫が100冊選んでプッシュしています。店主もここから過去記事をピックアップしていきます。

選書は古典だったり、最新の小説だったり、少し前に流行ったけど古典とはいかない作品やラノベに分類されるものなど、種類は様々です。

読んでみたい作品、フェスをきっかけに知った作品など、普段本を読む人も読まない人も本を読むいいきっかけになるかと思います。

では各社ごとのフェスを見ていきましょう。

 

■角川文庫

今年もいろいろなバリエーションの限定カバーが登場中の角野文庫。

角川文庫は例年通り、応募券を集め抽選で当たった方にプレゼントとなっています。

そんな話はいいとして、今年は、ちゃんとありました!一安心です。

92.『キッチン』著:吉本ばなな

吉本ばななの『キッチン』は、デビュー作とは思えないほどの完成度のある安定の名作ですし、吉本ばななが初めての方にもおすすめです。

 

■集英社文庫

今年もテーマカラーは青、猫のキャラクターと津田健次郎さんという声優さん?のアイコンが特徴的なフェアとなっています。

ちなみに今年はクリアしおりをもらえるそうです。

今年は3作品該当しています。去年と比較すると、1冊減りました。

383.『ミーツ・ザ・ワールド』

お肉を擬人化したオタクのような集まりが好きな女性と、美しいのに「私は死ななきゃならない」という女性がひょんなことからであって、共同生活を送ることになります。

幸せって何だろう、というのを考えさせられますが、この著者にしてはそこまでシリアス感がないのがいいところ。

金原ひとみ作品としては、とっつきやすい作品となっています。

 

186.『帰郷』著:浅田次郎

今年は戦後80年になります。著者は戦争を体験した世代ではないので、あくまでも反戦小説というくくりになります。

それでも戦争は兵隊だけでなく、それぞれの場所で生活する私たちにも影響を与えます。

ぜひ、戦争とは?を考えるきっかけの1冊になれば幸いです。

 

361.『家族じまい』著:桜木柴乃

お盆の時期に家族が集まりますが、元気なうちはいいのですが、親の介護がやってくると一変します。

そんな家族の風景を描いています。たとえ、今は関係ないという方でも読んでほしい1冊です。

 

■新潮文庫

今年も例年同様、読んだことがあるけどブログにアップしていない作品が多いのが、新潮文庫。

今年も例年同様、名作・定番が多く揃っています。今年は新しいのを少し増やしています。

安心・安全・安定の3つの安が揃っています。この安定感はトーコも大好きです。

さて、対象本です。今年は5冊あります。増えて、入れ替わってちょっとほっとしております。

今年も、ステンドグラスしおりがいただけます。

 

 

92.『キッチン』著:吉本ばなな

何と、新潮文庫もランクイン。よくできた偶然ですね…。

今年も新潮文庫で、8年連続ノミネート。吉本ばななのデビュー作です。

死がけっこう近いところにあるのですが、優しさと悲しみが寄り添う不思議な世界観を感じられます。読後はすごく優しくなれる作品です。

 

405.『日日是好日 「お茶」が教えてくれた15のしあわせ』著:森下典子

去年に引き続きのノミネート。3年連続のような気がします。

ひょんなことからお茶の稽古を始めるも、人生の様々な岐路には必ずお茶がいました。

お茶の稽古を通して四季の移ろいや生きること、1つの芸事の奥深さが感じられます。

要所要所でお茶の作法や使用する道具についても書かれているので、お茶の入門書としても読めます。

 

485.『ぎょらん』著:町田そのこ

ちょっと驚きですが、こちらの作品も入りました。

でも、死者の中にある「ぎょらん」という伝説の玉を追いかけつつも、引きこもりの青年が立ち直っていくストーリーはとても感動しますし、いい描写です。

 

443.『正欲』著:朝井リョウ

これも驚きですが、入りましたねえ…。

この作品を読んだ時、「あ、この人はこういったものが書きたかったんだ」と妙に納得した記憶があります。

多様性という言葉は、時にあらぬ方向に導かれるんだなと思いました。

 

177.『海辺のカフカ』

個人的には、村上春樹の長編の中では読みやすいほうの作品と思っています。

物語は、世界一タフになるといった少年と猫が好きなナカタさんの2人の登場人物が中心となって展開されます。

世界があるべき場所であるべき形で収まった瞬間に物語は閉じていきます。

 

■おまけ

今年も河出文庫は2冊買うと特製文庫が入る巾着プレゼントに変わりました。いろいろと情勢の影響は受けているということでしょうか?

対象文庫を2冊買えばブックカバー、対象文庫5冊買うとA3サイズの入るトートバッグと巾着の両方もらえるというなかなかマニアックです。

応募方法を読んではがきかなんかで送れば全員いただけるというものなので、マニアックな方にはぜひおすすめです。

とはいえ、大丈夫か、とツッコみたくなるくらい素敵な内容です。今年も帯についた文庫本が対象のようです。気をつけてほしいのは、帯が古い場合があるので、2024とちゃんと書かれているか、見てください。

さらにですが、幻冬舎文庫も夏のフェアを開催するかな…。注視します。8月ごろ公開されるはず。

さらにさらに、岩波文庫もフェアを開催しています。対象書店(結構大規模な書店)でフェアをやっています。応募券を3枚集めるとブックカバーをプレゼントしています。この文庫カバーがきれいだわ…。今年こそ、3冊買おうかな…(と言いながら、買えてない)

 

■最後に

毎年恒例文庫本夏フェスが好きなトーコが勝手にまとめました。自分の持ちネタをもとに構成しています。

本屋さんに行けば平積みで置かれていたり、ブースが組まれています。お願いです。本屋さんにマジで行ってください。本屋がつぶれる…。

これをきっかけに本を読む人が少しでも増えたらうれしいです。

もちろん、トーコもこの夏にフェスの中の本を何冊か読む予定です。

 

-エッセイ, 小説,

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