こんばんわ、トーコです。
今日は、芹澤健介の「コンビニ外国人」です。
■あらすじ
近年コンビニに行って驚くことはありませんか。コンビニで働く外国人店員が多いことに。
ここ数年で急激に変化している状況と、外国人店員はなぜ日本で働くことを選んだのかを取材したルポルタージュです。
■作品を読んで
なんでこんなに多くなったんだろうと思ったら、コンビニを経営する側にとっては慢性的な労働力不足で外国人に頼らざるを得ない状況。
一方で外国人労働者にとっては、日本語ブームに沸いていて、日本で働くことを目標とする層もある。(来日する理由はこれだけとは限らないので、断定する書き方はしません。)
簡単に言うと、需要と供給が一致しています。もはや頼らないと日本のコンビニは24時間営業ができない店舗も多々あるかと思います。
コンビニが24時間営業をやめない限りです。
ちなみにですが、日本は現在世界第5位の外国人労働者流入国になっています。移民を受け入れたくないと言っているにも関わらずです。
なぜ、現実と本音がかけ離れているのか。外国人労働者が増えた理由としては、留学生が週28時間の労働によって働く場合と技能実習生として働く場合があります。
余談ですが、留学生が週に28時間アルバイトができるというのは世界的に見ても緩い基準の部類に入ります。「学生ビザ」でのアルバイトは原則禁止だったり、時間数がもっと少なかったり、やってきてから半年くらいは禁止だったりという国の方が多いです。
もちろん従来からあるように風俗に売られたり、留学費用を稼ぐためにと人身売買まがいのことも起こっています。さらに外国人労働者が増加することで近隣の住民とのトラブルが増加することもあり得ます。
コンビニから少し離れ、外国人労働者の現実を映し出します。
また、外国人労働者が多く住む町では、外国人労働者との共生や、一歩進んだところでは外国人労働者の定住を図るために自治体間の争奪戦に負けないよう対策を打ち始める自治体もあるそうです。
日本はこれから人口がどんどん減少していきます。それを見据えた対策を始める自治体もあるのです。
■最後に
近年コンビニに外国人店員が増えていることから、現在の日本の外国人の受け入れ事情にどんどん話が広がっていきます。
ここ数年で本当に急激に増加しています。そこには需要と供給だけでない事情が含まれています。
さらに言えば、日本は事実上の外国人労働者の受け入れを開始しそうです。
正しい事実を認識し、人口が減少していく日本で、私たちはどうすればいいのかを考えないといけないのだと思います。