こんにちは、トーコです。
■あらすじ
著者の家族についてのエッセイが主に収録されている本。
若い頃のこと、家族のことや留学のときの苦労の話が多く語られています。
■作品を読んで
あるエッセイの中で、年をとってから再び会った友人と1時間を共に過ごしたとき、あまり語らうことができなかったけど、友人のたたずまいを見ていい人生を送っていることが感じ取れたそうです。
この話を読んで、今も昔も変わらないことというのはたくさんあるんだなと思いました。
また、この文章からすごく情景が浮かんできます。
須賀さんの作品全般に言えることですが、この作品も文章がすごく美しいです。
■最後に
家族のことが割と多いエッセイです。
過去を振り返っているのに懐かしさもあるけど、今にも登場人物が出てきそうな文章たちです。
心が安らぎますよ。