こんばんわ、トーコです。
今日は、千田琢哉の『「あたりまえ」からはじめなさい』です。
■あらすじ
成功する人の違いって、一体何なのでしょうか。それは、「あたりまえ」を誰よりもきちんとやっているからです。
約束を守ることでいろいろと差が生まれます。どういうことか、見ていきましょう。
■作品を読んで
突然ですが、皆さんは「あたりまえ」ができていますか。で、この作品でいう「あたりまえ」とは以下のことです。
- あいさつをしましょう。
- 人の嫌がることはやってはいけません。
- 順番を守りましょう。
- 何かしてもらったら「ありがとう」と言いましょう。
- 迷惑をかけたら「ごめんなさい」と言いましょう。
- 時間を守りましょう
トーコは一部できていません。あいさつはする勇気がないという言い訳をします。他はなるべく守ろうと意識するようにしています。
ところが、どうも社会人になるとこれが守れない人があまりにも多すぎて閉口します。実際にトーコも今の会社の方がこれわからん奴が多いなと感じています。
えっと、驚く勿れなのですが前職の中小企業よりも現職の大企業の人間たちの方ができてないです。
正直に言うとかなり不思議です。入社時の競争は現職の方があったはずなのに、人間的基礎は中小企業の方がまさかの上って一体どういうことだ…。
今日締め切りを守れと言っても守れない、こっちは今日の5時くらいを目安にしているのに、どうも今日の終わり(人によっては19時)は人によってあまりにも違うというか。
人の嫌がることをやっているという自覚さえない人もいるのですから…。もうこの空気にのまれたくないです。
そんな状況下のトーコが叫んで発狂したくなったときにこれはいいと思いました。
自分は正しい(これも思い込み過ぎるのも問題だが)、ある程度その通りだ、と言ってくれる気がしています。
まさかの本に救いを求める。でも、これでトーコはいろいろと成り立っています。ありがとう、私の読書趣味。
では、その「あたりまえ」を実行するための行動を見ていきましょう。
ここからは、職場、人間関係、お金、勉強と情報、人生について「あたりまえ」を10個ずつ紹介していきます。
50個もとうげ、と思う方もいるかもしれませんが、1つの項目に対して4ぺージで構成されており、そのうちの最初の2ページは文字の大きさが大きいので、意外とさらさらと読めるよう工夫(著者なりの配慮か?)がなされています。
さらに自分が実践したいことも最低でも1つは見つかると思います。
きっとこう本を手に取る方って、タイトルと見てドキッとしつつも、改善のヒントになる実践を求めている方が多いからです。
トーコにも言えますが、必ず実践してくださいね。じゃないと意味がないので。
まず、仕事編ですが、これは本当に笑ってしまうくらいの「あたりまえ」。ほんと、忙しくなると人間って忘れるんだな、と思います。
忘れるとどうなるかと言えば、更なる負のループに陥るでしょうね、これはきっと。そういえば、上司は大体遅刻してるわ…、そら仕事終わらんわね。
ここで、トーコが意識したいことは、「締め切りを守る」、「経費精算で嘘をつかない」、「約束を守る」でしょうか。
締め切りを守れば、前倒しで出来るので、突然の対応に慌てふためく心配が一気に減ります。何年か前のトラブル続きで自転車操業状態に陥った時に思いました、マジで。
時間が余るような状態になった方がそらいいですわ。人生が豊かになる気がしますからね。
経費精算で嘘をつかない、というところですが、正直に言うとトーコも嘘をつきたくなります。だって、会社に届けている最寄り駅よりも普段使っている最寄り駅の方が近いのですから。
さて、嘘をつかずに経費精算しますか。100円くらい高いのは自分が利便性で選んでいるからということにしましょうか。
「ごめんなさい」ということも重要です。自分に非があれば即「ごめんなさい」をすることです。
それができない人がまあ多い。お前が悪いんだから素直に認めろよ、と思うのですがね。まあ、最終的には本書でも触れられている通り、人が離れます。
というか、トーコもそんな人と関わりたくはありませんね。自分もいやな気持になりますから。実際、ほんとに1年経たずして地盤沈下しましたよ、そんな人。
また、個人的には「目の前に人がいるときは携帯にでない」は重要だな、と思います。
冷静に考えると目の前の人と話している最中に携帯にでるって結構失礼なことのような気がします、トーコ的には。
目の前の人に作業の説明しているときに電話が来た場合は、電話の方の優先順位を下げています。ドタバタしているから。マストで出ないといけない相手なら話は別ですが。
それに、本書でも触れられている通り、相手の時間を奪うことにほかならないんですよね。その間作業できないし、遅れるしで大迷惑ですものね。私も目の前のでそれをやられると、待っている間どうすればいいのよ、と思いますもの。
これは肝に銘じておきたいです。
忘れてはいけないのが、「先輩や上司を立てる」です。
これはまず自分の実力が前提となります。実力のある人が相手に気を遣わせないようにすることが「立てる」であり、実力のない人が相手に気を遣ってもらうことが「媚びる」である。
なんか、意味を間違えそうですが、確かに実力のある人に気を遣わせないように配慮している人ってすごくスマートだし、接しやすいし、なんかうれしいですよね。こんな人間に、気を遣っていただて、という気分になります。
それに相手のイメージが変わって、気さくな人だなと思わせます。
また、「給料の高い人と付き合うこと」、「お金持ちを尊敬する」は結構共通するなあ、と思います。
給料の高い人と付き合うことで得られるものはたくさんあります。何なら、会社の結構重要な情報も聞ける機会が増えますよ。それに意外といい人が多いです。
「お金持ちを尊敬する」もそうですが、お金持ちがいないと税金を多く納めてくれる人がいません。公共インフラを整備する仕事をする身としてはいないと困る存在です。
あと、「仕事は学生時代のテストとは違うことに気づく」、「「わかりません」「知りません」と告白する」もなかなかに重要です。
仕事って、プロとしてお金をもらう以上できて当たり前です。これは社会人になって、やんわりと言われた言葉ですが、骨身にしみてわかったのはここ数年の話だなと思っています。言ってくれた田中さん(仮名)ありがとう。
期待以上のサービスをして初めて評価されます。サプライズがないとダメです。わー、難しいぞこれ。
「「わかりません」「知りません」と告白する」も重要です。知ったかぶりしても1つも得をすることはありません。
これは社会人になって骨身にしみてます。何回失敗したんだろう、しかもすっげー簡単な仕事で。
仕様は何か、相手が求めているのは何か、あるいは私は何が分からなくて、作業をするにもネックポイントって何か。
冷静に分析して、それでもわからなければ、聞く。そんなところにプライドを使う必要はありません。
最終章では、「まず自分から与える」、「すぐ動く」です。
「まず自分から与える」は、もらうことが当たり前と思っているうちは貧しいままだ、という破壊力に満ちた言葉から始まります。
これは、「お金持ちを尊敬する」に通ずるものがあるのですが、お金持ちや成功者の周りには沢山の人がいます。
そもそも支えている多くの人に何を与えられるかを考えつつ、多くの人に支えられていると感謝します。だからより一層富んでいきます。
スゲー、ループだ。こっちがいいかな、トーコは。
「すぐ動く」ですが、これも別な方が似たようなことをのたまっておりました。386.『結局「すぐやる人」がすべてを手に入れる』著:藤由達蔵
この部分は本書の最終です。読書しても、何か情報を知っても、すぐに行動に移した方が早いです。
今この瞬間を味わうのが1番で、思い立ったが吉日とよく言いますがその通りです。やってみます。
■最後に
人生を変えたいと思ったら、まずは「あたりまえ」をちゃんとするのが1番いいです。
以前の会社で言われたのですが、「あたりまえ」を馬鹿にせず、ちゃんとやる。それが一番です。
そのためのアクションを理解するためにも、この作品をきっかけにしていただければと思います。