こんばんは、トーコです。
■あらすじ
いいお母さんになりたいと思い、NHK専属テレビ女優になる若き日の徹子さん。
しかしテレビ放送が始まったばかりの時代、今となっては考えられないような事件がたくさんあります。
たくさんの失敗をして少しずつ女優の道を歩みます。そんな徹子さんの若き日を綴っています。
テレビ草創期の様々なハプニングについて書かれている章ははっきり言って爆笑です。
面白すぎるし、嘘でしょってつぶやきたくなります。
しかも、今となっては信じられない話ですが、録画テープが高価だったためか、テレビ草創期のテープは確かほとんど残っていないのでこのエピソードは本当に貴重です。
また、テレビに映っている姿とは裏腹に、徹子さんもかなり苦労していたんだなと読んでいて思います。
例えば、自分がほとんどの人に、ダメだいわれ続けてる中で、徹子さんの姿を見て当時スターだった人を作家に転向させてしまったそうです。
自分に自信がない中その方がいるスタジオに通っていたのに、徹子さんの才能を認め、キラキラ輝いていたと言ってくれたそうです。
そんな瞬間があったらすごいし、徹子さんもこの事実を知って幸福なことだと思ったそうです。
おそらくですが、そう言ってくれた人がいるから、今もこうして私たちはテレビで徹子さんを見ることができるのでしょうね。
■最後に
この作品は笑いあり、お仕事小説要素あり、テレビ草創期の出来事を書いた希少価値の高さなどあります。
読み終わるとすごく元気が出ます。仕事で悩んでいるときにいいかもしれません。